スペースシャトルEndeavour号、ロサンゼルスに帰ってくる
9月21日は大忙しの日でした。
朝はiPhone 5のリリース、昼からは引退したスペースシャトル Endeavour(エンデヴァー)号がロサンゼルス空港に到着するということで、朝の取材後、すぐに空港へ!
空港に近づくに連れて、路上には人・人・人!
ボーイング747のジャンボ機の上に取り付けられたスペースシャトルをお目にできるのは、これが最後。
一目歴史的瞬間を見ようと、沢山の人が見学に来ていました。
なんとか車を路上駐車し、急いで沿道へ!
あまり良いとはいえないスポットでしたが、まぁ、一目見られれば…と思い待機していると、その瞬間は突然やってきました。
今考えると興奮していて、どれだけの爆音だったかは全く記憶にありませんが、思っていたよりも近くに、そして、かなりの低空飛行で滑走路すれすれを通過。
あまりの一瞬の出来事で何がなんだか…。
でも、大興奮でした!
この日は子供を休ませてスペースシャトルを見に来ている親子や、授業を一旦中断してスペースシャトルを見に来る学校も。
だって、もうこの光景見られないんだもの。
今回、私が何よりも感動したのが、このスペースシャトルがロサンゼルス帰還にまつわる企画。
ロサンゼルスではサンタモニカから入り、グリフィス天文台やユニバーサルスタジオ、ディズニーランドやダウンタウン、もちろんパサデナにあるJPL (NASA Jet Propulsion Laboratory)の上空などを飛んで、ロサンゼルスの人々にお目にかかってから、ランディングするという粋なはからい。
こんな素敵な企画を実行してしまうNASAもアメリカ人も本当に夢があります。
ちなみに、タイトルの「ロサンゼルスに帰ってくる」ですが、実はこのEndeavour号、ロサンゼルスで作られたということで、地元に戻す意味も込めて、引退後はロサンゼルスの科学美術館にて展示されることが決まったようです。
この日、ロサンゼルス各地でスペースシャトル目的情報、写真がアップされました。
もう二度と見ることはないと思うと少しさみしいけど、多分だからこそ、これを見たことはものすごい価値のあることで、深く心に刻まれる瞬間になるのだと思っています。
最後に、こちら、ランディング後のスペースシャトル。
次お目にかかれるのは10月12-13のパレードの時です。