アメリカの手術事情

この前書きそびれたのだけど、アメリカの手術は日本と大きく違う。
かかりつけの産婦人科の先生に、なかなか子供ができないので、次のステップに進みたいと相談に行ったのが火曜日。
まずは子宮内に問題がないかチェックするのと、確認できているポリープを取って、ついでに卵管造影もしましょう、と言われ、そのまま手術日程を確定。手術木曜日に決まる。
木曜日、お昼に手術センターに行く。
こっちではお医者さんは基本的にお医者さんの事務所にいて、手術の設備が整っている手術センターにそれぞれ役者が集まる仕組みになっている。

手術開始時間は13時。
その前に、手術用のガウンに着替えて、待っていると、あれよあれよという間に、腕に点滴をされる。
ナースがお部屋に訪れたんだけど、どう見ても70くらいのおばあちゃん。
とてもやさしく接してくれたんだけど、あんなおばあちゃんが手術の担当ナースとは、多分日本ではまず目にしない光景だろうなぁ~とぼんやりと思っていると、次は麻酔師がやってくる。
メッセンジャーバッグにTシャツにジーンズ。
この人もどこからどう見ても麻酔師に見えない……。

名前や手術の内容を確認して部屋を出ていくと、今度はいつもお世話になっている産婦人科の先生。
12時~のミーティングを早めて、手術センターに駆けつけてくれました。

これで役者が全員揃い、手術室にてくてくと歩いて入ると、そのまま手術台の上に座り、そのまますぐ意識がなくなり、気がつくと術後のリカバリールームにいました。

手術の後は、リカバリーナースが「お風呂は今日は入らないでください」とか「痛い所はないか?」とか確認をしてくれるんだけど、目が覚めて1時間もしないうちに、退院。

ざっと手術の時間も含めて3時間~4時間後には家にいるという猛スピード手術な分けです。

私の手術はとても簡単な手術だったんだけど、乳がんの手術を受けた友達も同じ用なスケジュール。

入院をするということは、本当に稀なケースなのです。

手術前の検査はもちろん、術後のスピーディーさもアメリカならでは。

初めは慣れなかったけど、今ではこのスケジュールの速さは結構効率的で良いのではないかと思っています。